千年の旅
柿右衛門窯の現在に触れる-色絵磁器誕生より380年の伝統がどう継承されるのか?-
柿右衛門窯の現在に触れる-色絵磁器誕生より380年の伝統がどう継承されるのか?-
表示価格は1名あたりの料金
・テーマ
工芸、文化、歴史
・内容
柿右衛門窯の展示場・古陶磁参考館の案内と説明
工房の見学
野外の庭園や施設内でのお茶と歓談
・トラベルデザイナーのコメント
柿右衛門窯は佐賀県有田町にあり、現在では磁器店が軒を連ねる有田内山の旧市街から少し離れた「南川原山」にある。鎖国時代の17世紀中頃、オランダ東インド会社によって長崎出島の港より海を渡り、ヨーロッパの王侯貴族から金銀より価値のあるものと重宝された柿右衛門の色絵陶磁器。温かみのある白く柔和な磁肌に余白を活かした左右非対称の構図が流行となり、後の18世紀前半に生まれるマイセンをはじめヨーロッパ磁器誕生に大きな影響を与えた。
窯元の敷地には、現代作品の展示場や歴代の柿右衛門の作品を鑑賞できる「古陶磁参考館」がある。奥には工房と窯があり、更に、一角には先代達が住み継いだ葦葺き家屋、傍には見事な柿の木もあった。建物群は裏山と調和し、明るく穏やかな雰囲気を出し、この土地から美しい陶磁器が生まれてくる秘密が伝わるようだった。
15代当主は人間国宝の父を継ぎ、柿右衛門を襲名して10余年になる。柿右衛門窯の作品は米のとぎ汁を思わす温かみのある白の風合いの「濁手 にごしで」と呼ばれる磁肌に鮮やかな日本画のような絵柄が浮き出ているのが特徴だ。当主は優れた伝統の技法を継承しながら自身の作品の制作と、40人もの職人と共に、現代の生活に合った作品作りに取り組んでいる。
また磁器の製作は陶器と異なり、10以上の工程を分業制で職人が受け持っている。職人達は30年から50年に亘って、例えば、絵付けの一工程だけを担当する。長くやっても飽きることがなく、学ぶことに終わりはないという。明るい表情で一心に製作に取り組む姿は清々しい。
国内外の時代の変化に呼応して、これから、柿右衛門窯の作風や作品がどう変化していくのか楽しみである。その現場を訪れることで、旅行者は面々と続いてきた伝統の中に、新しい息吹を感じる場面に遭遇するであろう。
・スケジュール(約1時間)
展示場・参考館での作品鑑賞と解説 20分
工房の見学 20分
お茶と歓談 20分
・料金(1名あたり)
13,200円(税込)
・料金に含まれるもの
入館料、お茶
・参加人数
2から6名
・お待ち合わせ場所
ご予約されたお時間の約10分前に、体験場所にお越しください。
現地集合、現地解散となります。
・場所
〒844-0028 佐賀県西松浦郡有田町南山丁352
0955-43-2267
・アクセス
福岡空港から車で約1時間40分
・ホームページ
・実施日について
月曜日から金曜日(土日祝日を除く)
午前9:00 10:30、午後13:30 15:00からスタート
・キャンセルポリシー
体験日の2日前から、料金の全額をキャンセル料としてお受けします。
・お支払い方法
クレジットカード等の事前決済となります。
・参加条件
車いす等をご利用のお客様はお知らせください。
・予約期間
実施日の2か月前から7日前まで
・免責事項
やむを得ない事由により中止となる場合や体験内容が変更された場合は、返金手続きを行いますので、ご了承ください。
・その他
専用の駐車場がございます。
体験中の写真撮影は一部制限がございます。
外国語対応は事前にご連絡ください。
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